電子マネーの解約
いつまでに→亡くなった後すみやかに
どこへ→各運営会社
電子マネー
電子マネーも、種類が増えてきました。
Suica、ICOCA、TOICA、WAON、QUICPay、Tポイント、はてなポイント、アメゴールド、楽天Edy、楽天スーパーポイント、ヨドバシゴールドポイント、ビックポイントなどが代表です。
ネット上の電子マネーは、現在のところ相続の対象と見られることはほとんどありません。そもそも、相続に関する規約すら作っていない場合もあります。
電子マネーには様々な形がありますが、現在のところ、相続の手続きの機会はあまりないようです。利用規約で、死亡したらその時点で権利を失うという、購入者のみに限定されている場合もあります。金額が少額なことと手続きが複雑だという理由で、遺族が問い合わせをしないケースが多いです。
また、限られたところでしか使えないことや、電子マネーを提供している会社が個人を特定できず、亡くなったことも把握できないことも原因かもしれません。
Suica、ICOCAなどのように、10年間利用がなければ失効するカードもあります。
全般的にプリペイドのカードのお金は、現金化できません。
しかし、マイレージのポイントなど例外もあります。
楽天Edyも、通常の相続手続きが必要ですが、残高を相続人へ移行することが可能です。今後は、電子マネーも相続の手続きが必要になることが増えてくるでしょう。
ところで、税務署がこの電子マネーをどれだけチェックしているかが気になりますが、現在のところ、税務署は相続財産に電子マネーがどれだけ含まれているかは、あまリチェックしていないようです。
理由としては、
①煩雑な割に大きな漏れにならない
②言い出したらきりがない
③国民感情に触れる が挙げられます。
しかし今後は相続財産として課税されることが増えるでしょう。